2×4工法

2×4(ツーバイフォー)工法は、北米などで発展した木造住宅工法の名前で、正式な名称では「枠組壁工法」と呼ばれています。 優れた耐震性・耐火性と強い面構造が特徴です。 また、断熱・気密施工に向いており、高断熱・高気密の省エネ住宅を実現できます。

耐震性

壁・床・天井が一体となった面構造

優れた耐震性を実現させたのが、壁・床・天井の6面による構成です。 この6面で建物を支えることで、地震などの外力を面全体で受け止め、荷重が一点に集中するのを防ぎます。

  • 6面体の構成
  • ツーバイフォー工法(枠組壁工法)

安定した品質と性能を実現させている秘密は、マニュアル化された工法と「6種類の規格材」や専用の釘、接合金具!

強度を高めたパネル、耐久性を高める釘を使っています。材木の量も在来工法の1.5~2倍と、耐震性も大幅にあがりました。


ツーバイフォーは建物に力が加わったとき、一体となった面で力を受け止めて分散・吸収するから揺れに強い!

  • ツーバイフォー工法

    力を面で受け止め、分散・吸収するので形が変わりにくい。
  • 在来鉄骨軸組工法

    力が柱や接合部に集中するので、形が変わりやすくなる。

●地震に強い!2×4の耐震実績
・平成7年阪神・淡路大震災…ツーバイフォー住宅のうち96.8%が補修無しに継続居住が可能。
・平成16年新潟県中越地震…全半壊ゼロ。
・平成23年東日本大震災…ツーバイフォー住宅のうち95%が補修無しに継続居住が可能。

(2×4協会調べ)

耐火性

ツーバイフォー工法の家は、優れた耐火性を備えた省令準耐火構造とする事が出来ます。

省令準耐火構造の住宅のメリット

省令準耐火構造の特徴

  • 延焼防止…隣家などからのもらい火を防ぎます
  • 各室防火…火災が発生しても一定時間火を部屋の外へ出しません
  • 多室への延焼遅延…万が一部屋で火災が発生しても延焼を遅らせます

ファイヤーストップ構造

ツーバイフォー工法のファイヤーストップ構造は、通常の木造住宅に比べて、火災に強い構造です。 ツーバーフォーの高い耐火性の秘密は構造材にあります! ファイヤーストップ材が、空気の流れを遮断し、火の燃え広がりを防止。火災での被害を最小限にとどめます。

火災保険料が安くなります

省令準耐火構造の住宅の場合、普通の住宅と比べ、火災保険料が安くなります。(火災保険メーカーにより割引率は異なります。)

ファイヤーストップ構造

断熱性・気密性

次世代省エネルギー対策等級4の断熱性・気密性に優れた住宅

●高断熱・高気密の省エネ住宅の実現
2×4住宅は、エネルギー効率のよい構造となっています。
外壁は、枠組材に構造用面材を貼った大壁構造。
枠組材の間に空気層をつくります。また、断熱材の施工も容易です。建物自体がもとから優れた断熱性・気密性をもっているのでエネルギー効率のよい省エネ住宅が実現できます。